歯周病でも矯正治療はできますか?|【豊中市(緑地公園駅前)の歯医者・歯科|はぴねす歯科】
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コラム

歯周病でも矯正治療はできますか?

矯正治療は子どもや若い方のイメージがあるかもしれませんが、矯正治療には年齢制限はありません。中には50代60代で矯正治療を始める方もおられ、長年のコンプレックスを解消し、これからの生活を豊かに過ごしたいと考えておられる方もたくさんおられることと思います。

 

しかし年齢を重ねるうえで気になるのが、歯周病です。歯周病は細菌によって歯がグラグラになってしまいますが、歯周病になっていても矯正治療はできるのでしょうか。今回は、歯周病と矯正治療の関係性についてお話を致します。

 

歯周病によるお口の健康の影響について

 

歯周病は、歯周病菌によって歯ぐきや歯槽骨など、歯を支える組織に炎症が起きる病気です。かつては歯槽膿漏と呼ばれ、どちらかといえば高齢の方に多く見られるイメージをお持ちの方が多いかもしれません。

 

しかし歯周病は決して高齢者だけの病気ではありません。20代や30代といった若い世代の方も、歯周病に罹患している方は非常に多く、やっかいなことに、そのほとんどの方において、歯周病の自覚がないのです。

 

と言うのも、歯周病は虫歯と違って痛みをあまり感じないまま症状が進行するため、非常に気付きにくいのです。

 

虫歯は虫歯菌によって歯が溶け、神経を刺激するので非常に強い痛みを感じますが、歯周病は歯ではなく歯ぐきに炎症が起こります。そのため虫歯のように、ダイレクトな痛みを感じにくいのです。

 

歯ぐきの痛みは緊急性を感じず、そのまま放置したり様子を見る方が多いのではないでしょうか。その結果歯周病は静かに、しかし確実に進行し、気が付いた時には既に手遅れ、ということも決して少なくはないのです。

 

歯周病になるとどんな影響が出る?

 

歯周病は、歯周病菌が出す毒素によって歯周組織に炎症が起こる病気です。歯周病の基本的な症状は、歯ぐきの腫れと出血です。しかし歯の痛みではなく、食事にもそれほど影響しません。

 

しかし歯周病の治療を受けずにそのまま過ごすと、歯ぐきの炎症だけでは収まらなくなっていきます。歯槽骨に炎症が広がると、少しずつ歯槽骨が吸収され、歯を支えることが難しくなってきます。

 

歯槽骨が吸収されはじめると、歯がグラグラし始めます。さらに症状が進行すると歯ぐきの中に膿が溜まり、悪臭を放って噛むと痛みを感じるようになります。

 

さらに炎症が進むと歯槽骨はますます吸収され、指で触っても揺れがわかるようになります。最終的には自然脱落か、保存不可で抜歯となってしまいます。

 

また歯周病のやっかいなところは、虫歯のように一本の歯で済まないことです。歯ぐき全体に炎症が起きているため、他の歯もぐらつきが見られることがほとんどです。

 

このように、歯周病は虫歯と違い痛みを感じにくいため、罹患していても気付きにくく、気が付いた時は既に時遅し、ということが多いのです。

 

また歯周病は糖尿病や脳梗塞など、体の健康にも影響を与えると言われています。歯周病はお口の健康だけで済まないのです。

 

歯に力を加える矯正治療、歯周病の場合はどうなる?

 

歯周病になると歯が抜けてしまう恐れがあるのなら、矯正治療は絶対に無理なのでしょうか。

 

歯並びの悪さにずっと悩み続け、一大決心して矯正治療を始めようと思った矢先、歯周病が発覚した場合、矯正治療を諦めなければならないのかも、とがっかりするかもしれません。

 

矯正治療は、矯正装置を歯に付けて歯を少しずつ動かします。歯に力を加えるため、歯周病の方が何も治療をせずに矯正治療を始めると、歯周病が悪化して歯が抜けてしまう恐れがあります。

 

だからといって、矯正治療を諦める必要はありません。まずは歯周病治療を行い、歯ぐきを正常な状態へと導くことにより、矯正治療が可能になります。

 

歯周病の治療は主に歯石除去と、歯の表面のクリーニングです。いちどの施術で歯ぐきの炎症が治まることもありますが、ほとんどの場合、数回に分けて歯石を取り除き、歯ぐきを引き締めて正常な状態へと導きます。

 

歯周病治療は継続して行う必要がありますが、矯正治療を行うことで歯磨きがしやすくなり、歯周病の元となるプラークが溜まりにくくなります。

 

その結果、歯周病の悪化を防ぎ、口腔内の管理をしやすくなることは、歯周病患者さんにとって非常にメリットが大きいのではないかと思います。

 

歯周病の方に適した矯正治療法は?

歯周病と診断された場合、まずは適切な歯周病治療から始まります。これにより矯正治療が行える状態へ導き、矯正治療をスタートさせることが可能となります。

 

しかし、矯正治療中もプラークコントロールは欠かせません。一般的にワイヤー矯正は歯磨きがし辛いため、お口のトラブルを引き起こしやすいと言われています。つまり汚れが残りやすく、そこへ細菌が寄り付くために虫歯や歯周病リスクが高まるのです。

 

歯磨きをしっかり行うなら、ワイヤー矯正よりも取り外し式のマウスピース矯正のほうがお勧めかもしれません。マウスピース矯正なら歯と歯の間にフロスや歯間ブラシを通しやすく、汚れをしっかりと落としてお口の中を清潔にしやすくなります。

 

いずれにしても、歯周病の方が矯正治療を行う場合、毎日のプラークコントロールと定期的な歯石除去とクリーニングが必要です。

 

 

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